[蔵元] 八木酒造
[蔵元住所]鹿児島県垂水市新御堂鍋ヶ久保
[焼酎の種類] 麦焼酎
[原材料] 麦・米麹
[麹] 黒麹、黄麹、白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 2,380円
[詰口年月日] 2007年11月16日
[香り] ★★★ ほんのりと麦の香りがする
[口当たり] ★★★☆ アルコールの刺激もほとんどなくやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★☆ ほんのりとした香ばしさと日本酒のような風味が広がる
[後味] ★★★ ほんのりとした苦味または辛味が残る
[総合評価] ★★★☆
[飲み方] お湯割り
「熟柿」や「八千代伝」といった芋焼酎で有名な八木酒造さんの麦焼酎です。
この「悟空の眠蔵麦」が発売されたのは、2006年12月だったそうです。
麦焼酎というと麦麹が使われているというイメージがあるのですが、この「悟空の眠蔵麦」は米麹を使用しています。しかもその米もタイ米ではなく国産の酒造好適米から作られているそうです。
麹も、黒麹を主体に黄麹と白麹を麹作りの段階でブレンドされているようです。
裏ラベルには、
悟空が住むような切り立った刀剣山の麓に、
魚も存在しないほどの清冽な水流を傍に復活の蒸留所が在る。
たまに麦の香りに誘われて猪が山から降りてくる。
それとも地下に眠った焼酎の香りに誘われたか。
いくね蔵番
と書かれています。八木酒造さんがある清冽な流れの猿ヶ城渓谷、天高くそびえる刀剣山という大自然の風景と重なるのでしょうね。八木酒造さんのある環境が「悟空の眠蔵」なんでしょうね。
八木酒造さんの焼酎のまろやかな口当たりは、猿ケ城渓谷の伏流水によるところが大きいのでしょうね。
開詮後の瓶の口から香りを嗅いでみると、ほんのりと麦の香りがする程度でそれほど濃厚な感じはありません。
ロックグラスに注いで口に含んだところ、濃厚な麦の風味がするのかと思っていたら、意外とスッキリとした感じです。
アルコールの刺激とかはなくて、柔らかな口当たりです。口当たりがやさしくほんのりとした香ばしさと甘味がして、飲みやすいです。
スッキリとした甘さとほんのりとした香ばしさと麦の風味がします。
風味的には黒木本店さんの「中々」あたりの範疇でしょうか。
香ばしい風味の向こう側に、日本酒を思わせるような飲み口が見え隠れしているような印象があるのですが、この焼酎が白麹をベースに黒麹と黄麹がミックスされているということに起因しているのかもしれません。
米麹を使っているせいか、岩倉酒造場さんの麦焼酎「三段仕込み」で感じる、ほんの少し麹の風味がします。
飲み込んだあとに、余韻として残る苦味というか辛味のような感じがなんとなく気になりますね。
お湯割りにすると、ほんのりとした麦の香ばしさとホッとするような甘味が感じられます。甘味の後に辛味が出てきます。飲み込んだあとにも、少し辛口な風味が口の奥の方に余韻として残りますが、嫌な辛味ではなく、飲んだ風味をきれいに消してくれるような感じで、次の一杯を誘うような感じです。
この「悟空の眠蔵」は、どちらかというとお湯割りに向いているのかなぁ...
甘味としてはロックのほうがよく感じられると思うのですが、全般的な旨味で考えるとお湯割りのほうがいいように思います。