真鶴 

真鶴


[蔵元] 万膳酒造
[蔵元住所] 鹿児島県霧島市霧島永水
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(鹿屋産 黄金千貫)・米麹(岩手産 ひとめぼれ)
[麹] 秋田今野 白麹
[仕込水] 霧島レッカ水超軟水
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 3,257円
[詰口年月日] 2006年8月9日
[香り] ★★★★ 芳醇な甘い芋の香り
[口当たり] ★★★★☆ アルコールの刺激もなくまろやかでやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★ しっかりとした甘味が広がる
[後味] ★★★★ 後味は淡くすっきりとしている
[総合評価] ★★★★
[飲み方] 前割り燗

ラベルには水平線を昇ってくる太陽が中心に描かれ、銘柄名を象徴する鶴、そして鶴につきものの松が描かれています。「真鶴」という銘柄は、万膳酒造さんの先代が造っていた焼酎の銘柄だそうです。先代が無くなってからは、しばらく蔵が途絶え、他の蔵に造ってもらって、販売していたそうです。
1999年に、万膳酒造さんが再興され、年に一度だけの限定酒として復活しました。
万膳酒造が復活して、蔵主の万膳さんが一番造りたかったであろう焼酎なのではないでしょうか。

裏ラベルには、次のように書かれています。
霧島山中深くは、天然の山女魚をも育む渓流「手篭川」の辺に四季折々の自然との調和、共存を願い、僅かばかりの木立を拓いた小さな小さな蔵が萬膳蔵です。自然の恵みの感謝を忘れず地元霧島産こだわりの厳選素材を用い、「手造り麹」「かめ壺仕込み」「木樽蒸留」で黒瀬杜氏の卓越の技で醸しました。
この度、33年の時を経て平成14年、山小舎の蔵より「真鶴」を復活致しました。皆様に愛され、世に飛び立つことを心より御願い申し上げます。
                    合掌・蔵主・万膳利弘

万膳酒造さんの「真鶴」は、大阪在酎さんに教えていただいて手に入れることができた焼酎です。「萬膳」は、量り売りで何とか手には入るのですが、「真鶴」は手に入らないところ、手に入れることができラッキーでした。
開詮後の瓶の口からは香ばしさのある甘いさつま芋の香りが鼻腔をくすぐり、芋焼酎らしい風味を予感させてくれます。

まずはストレートで飲むと、アルコールの刺激はほとんどありませんが、のどを通る時にカァーと来るものはあります。
口に含むと先にマロングラッセを食べた時のような少し香ばしくて甘い風味が感じられ、そのあとに辛味が広がってきます。

ロックにしても、ストレートで飲んだ風味がそのまま冷やされた感じです。まろやかな口当たりですが、ややドライな感じといっていいのでしょうか。
氷が融けてくるとやや甘味が増してくるような感じがありました。

5:5に前割りしたものをストレートで飲んでみました。
一口目には、ほんのりとした甘味が感じられましたが、少し苦味が感じられその後も苦味の感じが強く感じられました。
割り水したものをロックにすると、甘味が膨らんで、苦味が感じられなくなり、とても飲みやすい感じになります。暑い時にクイッと飲むのにいい感じです。

前割りしたものを黒千代香で燗してみました。
口に含むと、甘い風味が口の中いっぱいに広がります。とてもやわらかく穏やかな甘さです。そして、ごく僅かに辛口の風味が感じられますが、すぐに甘さの中に消えてしまい、いつまでも口の中に含んでいたいと思わせてくれます。
ちょっと焦げたような香ばしさとすこし辛口な風味に芋の甘味が見え隠れしているともいえるかもしれません。

飲み込んで、息を吐くときに鼻腔を通り過ぎる清涼感がなんともいえません。ミントのような清涼感というかスッキリとしたさわやかな余韻が残ります。芋の風味が鼻をホワーッと抜けていきます。ほんのりと木の香りもしていい感じです。

万膳酒造さんの焼酎の裏ラベルには、裏ラベルには、原料のさつま芋、米、麹、仕込み水についてそれぞれ生産地と生産者が明記されています。食の安全についていろいろ言われているご時世ですが、焼酎を造るための原材料について明記されていることは、すばらしいことだと思います。

とうとう「真鶴」も空になってしまいましたが、次に入手できるのは、いったいいつになるでしょうか...

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