池の鶴 

池の鶴


[蔵元] 尾込商店
[蔵元住所] 鹿児島県川辺郡川辺町
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黒麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 28度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 3,150円(定価は2,730円)
[詰口年月日] 2006年11月3日
[香り] ★★★★☆ 甘い芋の香りが漂う
[口当たり] ★★★★☆ まろやかさがある
[味の広がり] ★★★★☆ 甘味と香ばしさが口の中いっぱいに広がる
[後味] ★★★★ 香ばしさがスーッと退いていき、わずかな辛味が余韻として残る
[総合評価] ★★★★☆
[飲み方] ロック

尾込商店さんの焼酎というと「さつま寿」ですね。「さつま寿」は人気があり、夢酎の好きな焼酎ですが、「池の鶴」は「さつま寿」の特約店以外で販売している焼酎で、夢酎が知っている取扱店は1店舗しかありません。その1店舗でも店頭に並んでいるのを見たことがりません。ときどき並んでいるとは聞いているのですが...
ネットでは、いくつかの酒屋さんで販売しています。注意してチェックしていると、単品で買える場合もあります。池の鶴を含む3本セットが毎月ネットで販売されています。以前は、あっという間に売り切れていましたが、最近は翌日まで残っていたりして焼酎ブームも落ち着いてきたのかなと思います。

「池の鶴」は鹿児島県頴娃町の農家と契約し、厳選したさつまいもを原料とし、黒麹で丹念に仕込んだ焼酎で芋の旨味がしっかり残り、キレのある焼酎に仕上がっているというのが、ネットにおける一般的な評価です。

レギュラー焼酎のアルコール度数は一般的に25度のものが多いのですが、「池の鶴」は28度で造られています。尾込商店さんの焼酎では、同じ黒麹の「神座」も28度です。「池の鶴」と「神座」は、同じ黒麹でも麹菌が違うようです。黒麹の焼酎はロックが美味しい焼酎が多いようですが、28度という度数は、そのあたりを考えているのかなぁと考えたりしています。

開詮し、瓶の口に鼻を近づけると、甘く香ばしい芋の香りがします。

裏ラベルには「辛口」と書かれているのですが、キリリとしたキレのいい口当たりとともにたっぷりとした甘味もあって、香ばしさもたっぷりと感じられます。夢酎としてはそれほど辛口の焼酎だという印象は受けませんでした。キレのいい口当たりといったところが辛口によるところなんでしょうが...
「八幡」のロックを少し辛口にしたような感じがあります。「八幡」を造る高良酒造さんも尾込商店さんと同じ川辺にありますが、仕込み水が同じ地域の水ということで風味にも共通するところができるのでしょうか。

先ほども書きましたが、尾込商店さんの黒麹の焼酎としては、「神座」がありますが、同じ黒麹の「神座」とは随分風味が違います。
「池の鶴」の方は野球で言うとストレートな香ばしさと甘さがあるのに対して、「神座」の方が少しクセのある風味で、ナックルボールのような表現の難しい特有の風味があります。
レギュラーの白麹「さつま寿」の香ばしさと甘味を強調したような感じを受けます。

5:5のお湯割りで飲んでみると、口に含んだ時にはスッキリした甘味を感じ、その後に辛口な風味が広がってきます。
辛口といっても、刺々しさのないまろやかな辛口といえるのではないでしょうか。
燗したものを飲むと、お湯割りにしたときよりも柔らかな感じがします。口の中にホッコリとした甘味と焼き芋のような香ばしさが広がるのを感じた後に辛味が染み出してきます。飲んだ後には、いつまでも芋の風味が残ります。

ロックで飲んでいたときには、「辛口」の風味という印象はあまりなかったのですが、お湯割りにして飲んでみると、「池の鶴」のベースには「辛口」の風味があるんだということを妙に納得してしました。
また、5:5で前割りしたものをストレートで飲んでみたところ、辛口の風味が口の中に広がりました。甘味はまったく感じられませんでした。まさしく辛口の焼酎ですね。ロックと水割りで何でここまで違うのだろう....

どちらかというと甘口の焼酎が好きな夢酎としては、甘味と香ばしさがたっぷりと感じられるロックの方が好きですね。

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