[蔵元] 渡邊酒造場
[蔵元住所] 宮崎市田野町甲
[焼酎の種類] 麦焼酎
[原材料] 大麦・麦麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 42度
[容量] 720ml
[購入価格] 3,200円
[詰口年月日] 2006年7月10日
[香り] ★★★★☆ 甘い麦の香りとともに香ばしい香り
[口当たり] ★★★★☆ アルコールの刺激もなくやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★☆ クリームチョコレートのようなクリーミーな甘味と香ばしさが広がる
[後味] ★★★★☆ バニラエッセンスのような香りが残る
[総合評価] ★★★★☆
[飲み方] ロック
「鶴の荷車」は、渡邊酒造場さんの長期貯蔵の麦焼酎です。麦焼酎の「万年」を長期間保存したものです。
貯蔵期間は明示されていませんが、15年間貯蔵されたものみたいです。
ただ、焼酎は長期貯蔵すると風味が薄まってしまうようで、「鶴の荷車」は焼酎を継ぎ足す方法がとられているようです。
ボトルには、長期貯蔵酒の風格を表すかのように、「鶴の荷車」と書かれたコルクのラベルが貼られています。
裏ラベルには
本格麦焼酎「鶴の荷車」は代々受け継がれてきた伝統の技で造られ長い間蔵で眠り続けていました。
昔ながらの麦の香りを残した神秘的でコクのある熟成された原酒です。
グラスを持ち、ほのぼのとした麦の香りを楽しみながら陶酔してください。
「行く駒の麦に慰むやどりかな」
芭蕉
と書かれています。
美味しさを予感させる文章ですね。
さて、開詮しようとすると、キャップが硬い...
ぎゅっと力いっぱいキャップをひねると、プシュ〜という音がしました。長い間眠っていた麦の妖精が開詮と同時に一斉に飛び出してきたかのようですね。
まずは、ストレートで飲んでみます。
最初の一口目には、さすがに度数41度というアルコール度数の高さを感じますが、アルコールの刺激といったものは、ほとんど感じられません。
さすがに長期貯蔵だと思わせるまろやかな甘味と焙煎した麦の香ばしい風味が口の中に広がります。
ロックにするとアルコール度数の高さはまったく気にならなくなります。
香りはロックにしたほうがより引き立つようになった感じがします。
口に含むとほのかな甘味に混ざっての濃厚な味が喉まですーっと入っていく、喉を通った後に、芳醇な麦の香りが広がります。
麦の香ばしい香りとトロリとした喉越しに加え、あまーいバニラエッセンスのような香りと余韻が残ります。15年以上の歳月がここに凝縮されているのですね。
このバニラエッセンスのような香りは、長期貯蔵しておくことによって自然に醸し出されるもののようです。
まろやかで口当たりがいいので、スイスイと入っていきますが、42度という高い度数ですので、ある意味で危ない焼酎ですね。
こんな焼酎が毎年入手できればいいのですが、次回の入手はいつのことやら...
結局ロックで飲みとおし、お湯割りは試すことができませんでしたが、ロックが美味しいと思います。でも麦チョコ風味は、万人受けする風味ではないようなので、皆さんにお薦めというわけではないでしょが、兼八が好きな人には一度飲んでみても損はないと思いますが、飲んだことがある方、どう思いますか?
って、あまり薦めると自分が買える確率が下がってしまうか....皆さん、読まなかったことにして...
写真を撮ってからコルクのラベルをはがすと、ラベルの裏に詰口が印字されていました。詰口は'06 7 10となっていました。買ったのが昨年の7月でしたので、酒屋さんの倉庫に1年間眠っていたんですね。