がんこ焼酎屋 

がんこ焼酎屋


[蔵元] 大石酒造
[蔵元住所] 鹿児島県阿久根市波留
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(ジョイホワイト)・米麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 720ml
[購入価格] 1,271円
[詰口年月日] 2007年9月11日
[香り] ★★★★ スッキリとした甘い芋の香りだが、微香性といったほうが適切
[口当たり] ★★★★★ サラリとしてまろやかでやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★★ しっかりとした甘味が広がる
[後味] ★★★★☆ 後味は淡くすっきりとしている
[総合評価] ★★★★★
[飲み方] ストレート

夢酎には大石酒造さんというと「鶴見」です。好きな焼酎のひとつです。
「鶴見」は黄金千貫を原料芋とした白麹の焼酎ですが、この「がんこ焼酎屋」はジョイホワイトを原料芋とした白麹の焼酎です。ジョイホワイトを原料芋にした焼酎には、「ひとり歩き」、「山ねこ」、「夢鏡」と口当たりが滑らかですっきりとした甘味の感じられる飲み易い焼酎というイメージがあります。

裏ラベルには「この焼酎は、阿久根の農家の協力を得て、主原料をすべて阿久根産で造りました。麹米に『ひのひかり』、さつま芋は焼酎醸造特性の優れる新品種『九州ー08号(ジョイホワイト)』、仕込水に阿久根市大川の『平出石の水』を用いて、カメ仕込みで醸造いたしました。」と書かれています。麹米と原料芋へのこだわりがこの「がんこ焼酎屋」という銘柄名にも現れているように思います。
そしてキャップには、「アクネうまいね」と書かれていて、阿久根が誇る焼酎といったところでしょうか。

「がんこ焼酎屋」には、25度と35度のものがあって、35度のほうは蔵元が昔の蒸留機を再現した「カブト式蒸留機」で蒸留されているそうです。25度のほうは通常の蒸留機を使って蒸留されているようです。

まず、ストレートで飲んでみました。
グラスに鼻を近づけると微香性というかほんのりと柔らかな甘い香りがします。爽やかさな香りといいていいのかなぁ、ジョイホワイトの焼酎によくある花のような香りはありません。鼻の調子が悪いとまったく香りを感じないのかもしれないと思うくらいです。
濾過は控えめなのでしょうか、グラスに注ぐと、フーゼル油が浮いているのは見えませんが少し濁っているように見えます。
口に含むとアルコール度数を全く感じさせない、ほんのりと甘く優しい口当たりです。サラリとしたまろやかな口当たりです。森の奥深くに湧き出る泉の水を口に含んだような柔らかさを感じます。清水のような口当たりにビックリしました。
焼酎が喉を通っていく時にはじめて、ああ、アルコールを飲んでいるんだということをようやく自覚しました。「がんこ焼酎屋」恐るべし!!
長期間熟成されたようなまろやかさは特筆ものです。久しぶりに驚かされた焼酎です。
ジョイホワイトの焼酎としては、「ひとり歩き」や「夢鏡」とはまた違った印象の焼酎ですね。さすが大石酒造さんの造る焼酎です。

ロックにすると、これがジョイホワイトの焼酎なのかと思う風味となります。スッキリとした甘味が感じられ、ジョイホワイトではなく黄金千貫で仕込まれた焼酎のような芋っぽい風味がしました。これに加えて香ばしい風味もします。

5:5で割り水して、黒千代香で燗して飲んでみると、日本酒の燗を飲んでいるような感じで、甘味とともにさらりとした辛味が舌を包み込んできます。
やや冷めてくると、ほんのりとした甘味にわずかな香ばしさがミックスされて、とても飲みやすいです。
お気に入り焼酎がまたひとつ増えました。

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