[蔵元] 佐藤酒造
[蔵元住所] 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田
[焼酎の種類] 麦焼酎
[原材料] 麦・麦麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 720ml
[購入価格] 1,230円
[詰口年月日] 2007年7月3日
[香り] ★★★★ 甘い麦チョコの香り
[口当たり] ★★★★ アルコールの刺激もなくやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★ 軽やかな甘味と香ばしい風味が広がる
[後味] ★★★★ 香ばしい風味が余韻として残る
[総合評価] ★★★★
[飲み方] ロック
焼酎を飲み始めた頃、焼酎のことを調べている時に知ったことですが、鹿児島県内の焼酎蔵は、さつま芋が収穫できる8月から11月頃までに芋焼酎をつくり、残りの半年間は麦焼酎をつくって工場を稼動させているところが多いそうです。
そしてその蔵の銘柄として出荷される場合もあるようですが、麦焼酎メーカーが桶買いすることが多いというようなことが書いてあったように記憶しています。芋焼酎の蔵が麦焼酎を造ることは、蔵にとっては製造ラインを遊ばせることも無くなりますし、焼酎造りの技術向上にも寄与しているようです。もちろん、芋焼酎しか造らないという蔵もあるようです。
「佐藤黒」、「佐藤白」、「さつま」と人気の芋焼酎を世に送り出している佐藤酒造さんから今年の7月、麦焼酎が売り出されました。看板銘柄である「佐藤」のラベルが貼られた麦焼酎です。
濾過が控えめのようで、茶色の瓶を透かして見ると、濁っています。原料由来の高級脂肪酸をたっぷりと含んでいるということでしょう。麦本来の旨味を十分に出しているという主張でもありますね。
瓶の口からは甘い麦チョコのような香りがします。兼八のようなコッテリした香りよりもややライトな香りですが、結構濃い風味がするのかなというような予感を持たせる香りです。
まずは、ストレートで飲んでみました。
ストレートだと若干アルコールの風味が気になりますね。甘味と香ばしさよりもアルコールの風味が気になってしまいます。
氷を入れたロックグラスに注いで、ロックで飲んでみました。
ストレートの時のアルコール感はきれいに消えました。
ややライトな香ばしさと甘さ、ガツンとくるような風味ではありませんが、麦チョコのような風味がハッキリとわかります。
スッキリ系とガツン系の中間に位置するような風味で、黒木本店さんの「中々」と共通するような風味ですが、「中々」よりもしっかりと麦チョコ風味が感じられるように思いました。
「中々」よりも好きな風味ですね。
中間系で夢酎が好きな「釈云麦」に比べるとややまろやかさに欠けるかなという感じがします。
お湯割りにして飲むと、最初は、どちらかというとアルコールの辛味が気になり、焼酎の甘さと香ばしさがあまり感じられませんでした。
二杯目になるとアルコールの辛味に慣れてきたのか、辛味は感じなくなり、焼酎本来の甘味が感じられるようになりました。
ほんのりとした麦チョコ風味が感じられました。
お湯割りも美味しいですが、夢酎にはロックの方が美味しく感じられました。
最近、結構よく見かけるので、入手はしやすそうです。
2008年1月14日追記5:5で前割したものを黒千代香で燗してみました。お湯割りにしたときにはアルコールの風味が強く感じられて、あまり好きになれなかったのですが、燗して飲んでみるとアルコールの風味も無く、穏やかな香ばしさと甘さが感じられました。
ロックで飲んだときの麦チョコのような風味を控えめにというかマイルドにした感じです。ただ、ロックのときに感じられなかった辛口な風味が、甘さを感じた後に広がってきます。マイルドな辛さなのでそれほど気にならず、口の中をさっぱりとさせ、次の一口を誘うという感じですね。