[蔵元] 大石酒造
[蔵元住所] 鹿児島県阿久根市波留
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(白豊)・米麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 1,780円
[詰口年月日] 2006年9月25日
[香り] ★★★★★ 芳醇で甘い芋の香り
[口当たり] ★★★★☆ まろやかでやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★☆ しっかりとした甘味が広がる
[後味] ★★★★☆ 後味はすっきりしている
[総合評価] ★★★★☆
[飲み方] ロック
大石酒造さんは明治32年の創業だそうです。その創業当時からの銘柄が「鶴見」だそうです。
蔵のある阿久根市にはシベリアから鶴が多く飛来し越冬していたそうで、初代の長次郎さんがこの鶴を見ながら焼酎を飲んでいて銘柄を「鶴見」とされたそうです。
創業以来、地元の人たちの焼酎として飲み継がれてきた伝統のある焼酎なんですね。
開詮するとふかし芋と焼栗の香りを混ぜたようなしっとりとした甘い香りがします。甘い香りがなんともいえません。
丸氷を入れたロックグラスに注いで、まだ十分に冷やされないうちに口に含むと、ピリッとした刺激がありました。
開詮したての荒さみたいのが残っているのかなぁ...と思いながら、二口目を口に含むと...
軽めの甘さとローストされた香ばしさが口の中にジワ〜っと広がります。「うううっ、美味い!!」思わず呟いてしまうほど、第一印象はすばらしいものでした。
やや強めの香ばしさを表現する時に、焦げ臭いと書いてしまうとなにか苦味のあるような悪い印象を与えてしまいそうなので、ローストされたと書くと意味としては同じなのになんとなくイメージが違うのが不思議だなぁ...
その後も、ストックしてある箱から一升瓶をとりだしては飲んでいますが、最初に感じたイメージは変わることなく、ロックで楽しんでいます。ロックでいくらでも飲めてしまいます。ちょっと危ない焼酎かもしれません。
夢酎は、少し甘味のある香ばしい焼酎が好みで、この「鶴見」は好みにピッタリです。
通販サイトの多くは、この鶴見を「辛口の本格派」と紹介しています。夢酎も時々辛口かなと感じるときもあるのですが、どちらかというと辛口の中に潜む甘味の方が強く感じられるので、あまり辛口というイメージがありません。
焼酎の原料には「黄金千貫」が使われることが多いのですが、大石酒造さんでは「白豊(シロユタカ)」が使われているようです。シロユタカは甘味が強めのさつま芋だそうで、このあたりが辛口でありながら甘味が感じられる所以ではないでししょうか。
お湯割りにして飲んでみると、香りは一段と高まり、ほわ〜んとした芋の香りが鼻腔をくすぐります。口に含むとロックで飲んだときの甘みがウソのように辛口な飲み口に変わります。おお、辛さよここに隠れていたのかという感じですね。
「鶴見」のベースにあるのはやはり辛口なのかと再認識させられました。
お湯割りも美味しいのですが、夢酎のとしては、甘味を感じるロックが好きです。