[蔵元] 田村合名
[蔵元住所]鹿児島県指宿市山川成川
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黄麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 2,473円
[詰口年月日] 2006年5月9日
[香り] ★★★★☆ 香ばしい芋の甘い香り
[口当たり] ★★★★☆ アルコールの刺激がほとんどなくまろやかな口当たり
[味の広がり] ★★★★☆ 濃厚な芋の風味がどっと押し寄せてくる感じ
[後味] ★★★★☆ 香ばしい風味と甘さが余韻として残る
[総合評価] ★★★★☆
[飲み方] ロックがおすすめ
黄麹は従来清酒に用いられる麹菌なのですが、鹿児島などの温暖な地域では腐敗しやすいため、焼酎で黄麹が使われているのはそれほど多くはありません。
黄麹ですぐ思いつくのは、「富乃宝山」、「萬膳庵」あたりでしょうか。そしてこの「鷲尾」です。
「鷲尾」の場合、田村合名の代表社員である
桑鶴ミヨ子(くわづる みよこ)さんのインタビュー記事を見ると、白麹の中に何分の一かの黄麹が混ざったものが種麹となっているみたいですね。
仕込みも一次、二次ともに全量かめ壷を用いているため、生産数量は極めて少量だそうです。年間数千本の少量生産なんだとか。
もともと「鷲尾」は黒麹による「純黒」を取り扱いできない小売店用に造られたんだそうで、どうせ造るのなら黄麹でとなったようです。
一般的に黄麹仕込みによる焼酎は芋臭がないのと同時にインパクトもない香味になりがちなんだとか...
でも「鷲尾」の場合は、香りも華やかで香ばしい風味といい、しっかりとした旨味があります。
「鷲尾」という銘柄の由来は、地元の「鷲尾岳」から来ているそうです。
瓶の口からはふわーっとした華やかな香りがします。こういう風に書くと何か軽いように感じますが、決して軽くはありません。むしろ厚みをもった甘味でありながら、上品な感じの甘さをもった香りです。この香りは気分を楽しくさせるような軽やかさを感じさせてくれます。
まずストレートで飲んでみました。アルコールの刺激も無く、軽快で飲みやすいです。
次に、ロックで飲みました。冷やされて香りは控えめになり、口当たりも軽くなりますが、舌を包み込むような優しさとともに軽い甘さと香ばしい風味がなんともいえず美味しいです。
キレも良く、飲み込んだあとに軽い香ばしさが残りなんともいえぬ心地よさです。
黒飴のような甘さと香ばしさが感じられます。
お湯割りにすると、柔らかい甘さが際立つように感じられ、香ばしさもまずまずといった感じです。
夢酎は、やはりロックが基本的が好きなようで、ロックが美味しく感じました。
ラベルに墨絵のような鷲が描かれており、男らしいというか荒々しいイメージを持たせますが、その風味には荒々しい感じはありませんね。でも、男性的なキリッとした一本芯が通った力強さがあると思います。