[蔵元] 指宿酒造
[蔵元住所] 鹿児島県指宿市池田
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黄麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 2,257円
[詰口年月日] 2006年4月17日
[香り] ★★★★ やや抑え気味な感じがするが芳醇な芋の風味がする
[口当たり] ★★★★☆ アルコールの刺激がほとんどなく、やさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★ 最初ちょっと辛口かと思うが、芋の甘さが広がる
[後味] ★★★★ 喉をスーッと通っていく
[総合評価] ★★★★
[飲み方] ロック
その昔、薩摩藩の隠れ金山である大谷金山では、掘るごとに大量の水がわき出し、その水のあまりの冷たさに坑夫たちは身動きもままならなかったそうです。
その冷たい水が、焼酎蔵にとってはその冷たさが好都合なんだそうです。指宿酒造さんでは仕込みや割り水をはじめすべての作業に使われているのだとか。
通常、発酵や蒸留に使う冷却水を作るためには多くの電力が必要ですが、ここの地下水は約14度と水温が低いため、冷却する必要がなく、おまけにこの地下水はカルシウムなどのミネラルをほどよく含んでまろやかな風味なんだそうです。
環境にもやさしく味もいいという恵まれた環境で、焼酎つくりが行われているんですね。
宝永2年(1705年)山川で漁夫をしていた前田利右衛門は琉球に渡り、土地の人々が食べている珍しい芋を郷里へ持ち帰りました。これが薩摩の国から全国へ広まり、さつま芋のルーツとなったそうです。そんなさつま芋の父、さつま芋が無ければ、芋焼酎も生まれなかったわけですから、芋焼酎の父と言ってもいいくらいですね。
そんな「前田利右衛門」の名を冠した芋焼酎は、無農薬、有機栽培の原料の黄金千貫と秋田米を、黄麹を使用して醸造されています。
裏ラベルには、
「甘藷翁『前田利右衛門』の唐芋伝承の功績に感謝を込めて、薩摩の大地で、育まれた黄金千貫と、当社、裏に位置する、薩摩藩ゆかりの隠れ金山と伝わる。
大谷金山より沸き出る天然水を、黒瀬杜氏と名人吉行正巳氏がその経験と技を惜しみなく活かし焼酎の仕込みに大変難しいと言われる、清酒麹(黄麹)を使用し醸造、熟成させた極上の逸品です。香り華やかで、上質な味わいと口当たりをお楽しみください。」
と書かれています。
瓶の口からは、香ばしい芋の香りがします。でも、飲んだ感じは香ばしさはあまり無いように感じました。
黄麹特有の香りが華やかな印象を受け、上品な味わいと口当りでまろやかな甘味が感じられます。上品な甘さがとても際立っている焼酎だと思いました。
黄麹を使った焼酎で有名な銘柄には「魔王」と「富乃宝山」がありますが、この「前田利右衛門」は、どちらにも似たようなところがあります。中間に位置するような風味ですね。
裏ラベルでは、「ぬる燗」、「お湯割り」がお奨めの飲み方となっていたのですが、ロックだけで終わってしまいました。次回の購入時には、「ぬる燗」、「お湯割り」を試してみたいと思います。