「三段仕込み」は、岩倉酒造場さんの麦焼酎です。
表のラベルには「三段じこみ」と書いてあるのでこれがこの焼酎の名前かと思ったのですが、裏のラベルを見ると「麦焼酎三段しこみ」となっています。こちらがこの焼酎の正式な名称のようです。
岩倉酒造場さんは、宮崎県西都市の遠くに山並みを望み、なだらかな丘陵地帯にあるそうです。家族だけで操業されており、人手が少ないうえ、製造から瓶詰めに至るまですべて手作業で行われているため、生産量が少なく、おまけに人気があるため品薄状態が続いています。
岩倉酒造場さんでは、芋焼酎と麦焼酎を造っておられます。代表銘柄は芋焼酎が「月の中」で麦焼酎がこの「三段仕込み」です。特に、焼酎ブーム以来、芋焼酎が人気のため、「月の中」は非常に入手困難になっています。夢酎も「月の中」は、まだ店頭に並んでいるのを見たことがありません。
麦焼酎の「三段仕込み」の方も、「月の中」とまで行かなくても、人気があり、入手が難しいです。
夢酎も今月の初めに、四合瓶ですが、運よく手に入れることができました。
一般的な麦焼酎は、最初に米麹で仕込み、次に麦で仕込んでおしまいです。いわゆる「二段仕込み」が一般的です。すべてを1回で仕込んでしまう「どんぶり仕込み」というのもありますが、数は少なく、あまり行われていません。
この「麦焼酎三段しこみ」は、一次仕込みは米麹、二次仕込みは麦麹、さらに三次仕込みで米麹を使って三段階で仕込み、常圧蒸留ののち、さらに三年間熟成させた焼酎です。
麦焼酎独特の香ばしい香りと旨味が特徴だといわれています。
夢酎は、香ばしい香りの麦焼酎が好きなので楽しみにしていました。
ということで、今日開栓してみました。
まずは生で飲んでみました。香りの方は、麦の香ばしい心地よい香りがします。同じ麦焼酎の「兼八」よりもやや抑え気味な香りですね。
口に含むと、麦の甘さが口に広がります。一次仕込みと三次仕込みで米麹を使っているせいか、米焼酎の「山翡翠」と似た感じの麹の風味があります。
ロックにして飲んでみると香りがかなり弱まります。麦の甘さが感じられスッキリして飲みやすいですね。
ただ、スッキリ、サッパリといった焼酎ではなく、「兼八」をコッテリ系とすれば、この「三段しこみ」は中間辺りに位置づけられる焼酎のように思います。
開詮して飲んだファーストインプレッションでした。
続いて、岩倉酒造場さんのいも焼酎「月の中杜氏のお気に入り」の情報です。
今日、谷中の酒屋さんに行ってきました。今日は、以前買いそびれた「かめ壷仕込み純黒」を買ってきました。この焼酎の紹介は後日として、今日も「月の中杜氏のお気に入り」の試飲をさせていただきました。
岩倉酒造場さんでアンケートを採られているそうで、アンケートに答えてきました。
酒屋の社長さんと少しお話しをしてきたのですが、岩倉酒造場さんでは、「月の中」の今後の味をどうするかを考えておられるようで、「月の中」を濃くした「月の中杜氏のお気に入り」を試験的に造られたそうです。
この「月の中杜氏のお気に入り」の評判を元に「月の中」の風味を考えられるようです。
「月の中杜氏のお気に入り」は、1タンクだけ造られているそうで、このタンクのものが無くなれば終わりだそうです。
夢酎はこの「月の中杜氏のお気に入り」がすごく気にっています。
まだ店頭には並んでいませんが、これは絶対手に入れたいです。
芋焼酎「杜氏潤平」は、小玉醸造さんの焼酎です。
「杜氏潤平」というのは、小玉醸造さんの杜氏「金丸潤平」さんの名前からつけられたものだそうです。いいネーミングですね。
「小玉醸造」さんは、宮崎県日南市の飫肥の城下町に文政元年(1818)創業された小さな手造り蔵だそうです。この「小玉醸造」さん、数年前に売りに出ていたそうで、その権利を潤平さんのお父さんが譲り受けたんだそうです。潤平さんの実家は、もともと「金丸本店」という酒蔵をされていたそうで、家業が復活したということですね。家業の復活に対してはかなりの思い入れがあったんでしょうね。
杜氏の金丸潤平さんは、dancyuで紹介されたりしていて、かなり注目されている杜氏さんのようですね。
昭和49年生れだそうで、今年でまだ32歳という若い杜氏さんなんですね。インターネットでのプロフィール情報によると、東京農大醸造学科を卒業後、埼玉の手造り純米清酒蔵で麹つくりを、宮崎の本格焼酎蔵で焼酎造りの修行を積まれたそうです。
「
九州焼酎探検隊」というサイトで、小玉醸造さんの蔵を訪ねたときの模様が紹介されています。修行先の蔵の名前は伏せてありますので、書かないことにしますが、蔵の名前を出しているサイトもあります。
焼酎造りの修行をされた蔵は、私が好きな焼酎を造っているところでした。
「杜氏潤平」は、地採れの紅芋寿を原料にして白麹で仕込まれた焼酎で、柑橘系の華やかな香りとやさしい味わいを楽しめるといわれています。紅芋寿というのは串間の大束地区を中心に栽培される「寿甘藷(ことぶきかんしょ)」と呼ばれている甘くてホクホクしたおいしさがあり、大変人気のあるさつま芋のようです。焼き芋にすると美味しいようですね。
食べても美味しい芋を使って焼酎を造るんですから、美味しい焼酎ができることでしょう。
杜氏潤平が冠された焼酎には、「杜氏潤平 手造り 紅芋(25度)」とその「原酒」、そして「杜氏潤平 手造り 紅芋 華どり」の3種類があって、以前から探しているのですが、なかなか見つけることができません。ようやく見つけたと思ったらプレミア価格だったりして、手に入りません。
ようやく手に入ったのが、この「杜氏潤平 手造り 紅芋 原酒」です。原酒なのでちょっと高いですが、500ml瓶で2,100円でした。これプレミヤ価格でなくて定価です。
ふと、気になって覗いてみた酒屋さんで見つけました。棚の上の方にあって気が付かないのか、人気がないのか10本ほどありました。
入荷したばっかりだったのかなぁ...
柑橘系のいい香りと甘さが楽しめるということで開栓が楽しみです。
この原酒には、「春詰」「夏詰」「秋詰」「冬詰」と季節ごとに詰めたものがあるようで、今回手に入れたのは17年産の「春詰」です。季節ごとに違いがあるのだろうか?気になるなぁ。
25度と原酒では風味が違うでしょうが、「杜氏潤平」の雰囲気が楽しめるでしょう。それにしても「杜氏潤平(25度)」を手に入れたいなぁ...飲み比べできるのになぁ...