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さつまの恵み 

さつまの恵み


[蔵元] 知覧醸造
[蔵元住所] 鹿児島県川辺郡知覧町塩屋
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黒麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 720ml
[購入価格] 1,350円
[詰口年月日] 2007年12月17日(ラベルの裏に印字)
[香り] ★★★★ ブランデーのような香りとともに甘い芋の香り
[口当たり] ★★★☆ まろやかでやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★☆ サラリとした甘味と芋の旨味が広がる
[後味] ★★★ それほど余韻を残さずスーッと消える
[総合評価] ★★★☆
[飲み方] ストレートまたはロック

この「さつまの恵み」は酒屋さんで試飲したときにとても甘い芋の風味が感じられ、どちらかというと甘味のある焼酎が好きな夢酎としては、上質な焼酎を造られている知覧醸造さんの焼酎ということもあり、買ってきたものです。

瓶の裏ラベルには次のように焼酎の説明が詳しく書かれています。
本格焼酎「さつまの恵み」は新品種芋の九州130号で仕込むことにより、今までの芋焼酎のイメージを覆す、とても香りがよく、すっきりした味の焼酎です。九州130号は母方に食用芋の代表とされる紅芋、父方に焼酎芋の代表黄金千貫の地を継ぐもので、地元の農家(六地蔵園芸・代表 福本覚氏)が丹精こめて栽培しているものです。一次仕込、二次仕込は人の手が加わる様量産はせずに大切に造られており、特に水にはこだわって薩摩の名水「高牧の森の水」を使用し、のどごしの良さを実現しました。九州130号と鹿児島のしらす台地が生んだ天然水こそ「さつまの恵み」といえるでしょう。

また、ネット検索してみると、この九州130号芋を栽培している六地蔵園芸・代表 福本覚氏のコメントがあり、「新品種の九州130号芋は父方に芋焼酎で代表される黄金千貫の血を持ち母方に食用芋で代表される紅薩摩の血をもつ芋です。新品種に関しては植付けから収穫まで一切の妥協も許せず雨が降ろうと毎日畑へ出向き虫や腐れ病気がないかを確かめに行かなくてはならないほどデリケートな芋です。そのため一切の薬を撒かない訳にも行かず2〜3日で効果が無くなりかつ芋に成分が残らない薬をまいて大切に育てています。」ということでした。
安全性に配慮した栽培をされているんですね。

さて、「厳封 南薩摩甘藷100%使用」と書かれた封緘をはがして、キャップを開けるとブランデーのような香りとともに芋の甘い香りがします。

まずは、ストレートで飲んでみると、とても豊かな甘い芋の風味が口の中に広がります。飲み込むときに喉の奥の方で多少カァーッと来るものがありますが、口当たりはとてもまろやかでやさしい口当たりです。とても甘いのですが、その甘さもねっとりとしたものではなく、くどさのないサラリとした甘さです。

氷を入れたロックグラスに注いで口に含むと、甘さがすこし抑えられてしまいますね。それに代わって芋焼酎らしいたっぷりとした芋の風味がよく感じられ、口の中にふわぁ〜っと広がります。
甘味を楽しむならストレートがお薦めです。

水割りにすると、芋の風味が少し和らいだ感じになりますが、しっかりと芯の通った旨味があります。そしてほのかなスッキリとした甘みが感じられます。ごくわずかですが、ほんのりと香ばしさも感じられます。これも飲みやすいですね。

お湯割りにすると、ちょっとアルコールの刺激がありますが、まったりとした甘味が強まったように感じました。アルコールの刺激と甘味が強まったことにより芋の風味がやや引いた感じになりました。冷めてくるとアルコールの刺激が弱まって、たっぷりとした甘味と芋の旨味が感じられました。

一般的に紅芋で仕込んだ焼酎は、甘味に特徴があるように思いますが、この「さつまの恵み」も紅芋系の焼酎の特徴を持ち合わせているといえます。
甘味が特徴といっても甘いだけではなく、芋の風味もしっかりと感じられます。芋の風味は、最近のスッキリ系焼酎のものではなく、むしろ芋焼酎らしい芋臭い風味がしっかりと感じられる焼酎だと思います。

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しま千両 

しま千両


[蔵元] 高崎酒造
[蔵元住所] 鹿児島県西之表西島
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(安納芋)・米麹
[麹] 白麹と黒麹のブレンド
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 720ml
[購入価格] 1,200円
[詰口年月日] 20年2月23日
[香り] ★★★★ ほんのりと甘い果実の香りというか熟成ワインのような香り
[口当たり] ★★★☆ まろやかな口当たり
[味の広がり] ★★★☆ スッキリとした甘味が広がる
[後味] ★★★☆ わずかな渋味がスッキリ感を与える
[総合評価] ★★★☆
[飲み方] ロック

高崎酒造さんは、ロケットの打ち上げ基地がある種子島の西之表市にある蔵元です。
この「しま千両」は、以前、酒屋さんで試飲して、美味しいなと思い、買おうと思っていたのですが、当時は一升瓶しか販売されてなくて、在庫が色々あることから、四合瓶が出ないかなと思っていたところ、3月に四合瓶が販売されるようになったので、購入しました。
「しま千両」は、種子島に古くから伝わる安納地区で栽培されている安納芋を原料として造られています。まさしくMADE IN 種子島の焼酎ですね。
安納芋は、さつまいもの原種に近い品種ではないかといわれているもので、カロテン、食物繊維、ビタミンCやE、カリウム、ヤラピンなどが豊富にふくまれており、大変に甘くネットリした食感のさつま芋で焼き芋や蒸かし芋に向いているそうです。
安納芋は安納地区に伝わったさつま芋ということで、「安納芋(あんのういも)」と呼ばれるそうですが、「安納」という地区名は、古代の源氏による平家討伐の戦は種子島にも及び、その戦が終息した地、「安らかに戦が納まった」と言う意として「安納」となったそうです。
この安納芋を原料に白麹で仕込まれた焼酎に、高崎酒造さん秘蔵の黒麹の古酒をブレンドして出来上がった焼酎が、この「しま千両」だそうです。
高崎酒造さんのHPの商品案内を見ても「しま千両」は載っていません。取扱店限定のPBのようです。

瓶の口に鼻を近づけて香りをかいでみると、ほんのりと甘い香りですが、何か熟れた果実の香りというか、熟成された赤ワインのような香りもします。やや他の焼酎とは違う香りですね。

グラスに注いで香りをかいでみると、瓶の口から香る香りよりも控えめになりますが、やはり果実の香りが感じられます。
そしてストレートで口に含んでみると、さすがにアルコールのツンとした刺激はありますが、豊かな甘味が感じられます。飴のような甘味ですね。アルコールに強い方にはストレートもありかな。でも、アルコール耐性が弱い夢酎にはちょっと辛いです。飲み込んだあとも舌がピリピリとしています。ピリピリ感がなくなると芋の風味が口の中に残ります。

ロックグラスに注いで口に含むと、まろやかな口当たりです。丸い真珠の口当たりとでもいえそうな滑らかさです。スッキリとした甘味とともにやや香ばしい風味が口の中に広がります。
甘味の後には、ほんのりとした辛口な風味というか渋味が感じられました。
氷が融けてくると、香ばしさが増してきます。
スッキリとした甘さとともに芋の風味が濃厚に感じられる焼酎です。原料の安納芋の風味だと思うのですが、ややクセのある風味がします。ちょっと例えるものが思い浮かびません。
飲み込んだあとには、すこし辛口な風味も感じられるので、後味のスッキリ感がいいですね。

お湯割りにすると、最初は少しアルコールっぽさを感じますが、スッキリとした甘味にほんのりとした辛口な風味が口の中に広がります。飲み込むと辛味によるものか口の中がスーッとします。香りがそれほどしないのが不思議です。
後口としては、ハチミツのような甘味がほんのりと余韻を残します。
冷めてくると、華やかな香りと甘さが増してきます。

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なかむら 

なかむら


[蔵元] 中村酒造場
[蔵元住所] 鹿児島県国分市湊
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹(ひのひかり)
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 3,045円
[詰口年月日] ラベルの裏にあるようですがまだはがしていません。
[香り] ★★★★ ほんのりと甘い芋の香り
[口当たり] ★★★★☆ アルコールの刺激もなくまろやかでやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★☆ 柔らかだが、しっかりとした甘味が広がる
[後味] ★★★★ ほんのわずかな渋味が後味をスッキリとさせる感じ
[総合評価] ★★★★☆
[飲み方] ロック

「なかむら」は和紙で包まれており、それを取り除くとこれまた手漉きの和紙で作られたラベルが現れます。
ラベルを見てみると、左下に使用した原料が事細かに記載してあり、焼酎への取り組みの熱意が感じられます。
 (芋農家)コガネセンカン(有明町 山重拓夫氏)
 (米農家)ヒノヒカリ(霧島町・今村勉氏)
 (仕込水)霧島連山伏流水
 (麹菌)手作りこうじ(河内源一郎商店)
 (杜氏)上堂薗孝蔵(金峰町)

最近は焼酎の原料について、関心が集まっているところですが、ラベルにこういう表示があると安心できますね。中村酒造場さんの姿勢に感服です。

開詮して瓶の口から香りをかいでみると、甘い芋の香りがします。この焼酎の美味しさを予感させるようなバランスのよいいい香りですね。

まず、氷を入れないロックグラスに少し注いで、ストレートで飲んでみました。
香りは、それほど強くなく、ほんのりとした甘い香りがします。
口に含むと、アルコールの刺激はほとんどなくほんのりとアルコールの風味が感じられる程度で、たっぷりとした芋の風味と芋の飴を作ったらこんな感じかと思うような甘味が口の中に広がってきます。
飲み込んだあとにごくわずかですが渋味が残ります。

グラスに氷を入れてロックにしてみます。
グラスに注いで、香りをかいでみると、芳醇な芋の香りが強過ぎもなく、弱くもない心地よいちょうどいい按配です。グラスの表面に油が浮いています。旨味成分である脂肪酸ですね。
口に含むと、飴のような香ばしさとともに芋本来のうまさをどしどしと主張してくるような力強さがあるように思います。芋のふくよかな甘さが引き出ていて、キレの良さも持ち合わせている秀逸な焼酎だと思います。
氷が融けて冷えてくるとスッキリとした甘味が感じられ、とても飲みやすいです。このあたりが人気がある所以でしょうか。
飲み込んだあとにストレートの時ほどではありませんが、本当にわずかな苦味がありますね。
お湯割りにしてみると芋独特の甘味が一段と引き立つように思います。甘味と芋の風味が口の中にじわ〜っと広がり、飲み込んだ後も心地よい余韻が残ります。
お湯割りもいいですけど、スッキリとした甘味のロックのほうが夢酎にはあっているように思います。このあたりは好みでしょうかね。

2年前にはじめて「なかむら」を飲んだのですが、そのときはもう少し香ばしい感じがしたように記憶しているのですが、そういう感じがしませんでした。「なかむら」は、杜氏さんが替わりましたが、以前飲んだ焼酎は前の杜氏さんのものだったのかなぁ...

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海童 

海童


[蔵元] 濱田酒造
[蔵元住所] 鹿児島県串木野市西薩町
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黒麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 900ml
[購入価格] 900円くらいか
[詰口年月日] 不明
[香り] ★★ ややアルコールの香りが気になる
[口当たり] ★★ 口当たりはいい
[味の広がり] ★★ 表現が難しい風味が広がる
[後味] ★★ 余韻はほとんど感じられない
[総合評価] ★★
[飲み方] ロック

夢酎が持っている焼酎の本によると、濱田酒造さんには、焼酎蔵が二つあるそうです。
一つは「海童」をはじめとするスタンダードな焼酎を造る鹿児島県串木野市にある蔵で、もう一つが、「薩摩富士・復刻版」や「伝」を造る鹿児島県日置郡市来町にある蔵です。
市来町にある蔵は、「濱田屋伝兵衛蔵」と名付けられ、昔ながらの手造りの製法(甕仕込み、木桶蒸留、甕貯蔵)で焼酎造りが行われているそうです。

濱田酒造さんの「海童」は、一般公募によりネーミングされた銘柄だそうです。平成13酒造年度分の鑑評会で第一位の総裁賞を受賞しており、それ以降、「薩摩富士」に替わって濱田酒造さんの代表銘柄となったそうです。

職場の仲間と仕事の打ち上げで行った、靖国通りから少し入った居酒屋の飲み放題メニューの中にあったため、まだ飲んだことがなかったこともあり、飲んでみました。
この「海童」を置いている飲み屋さんは多いようです。
ロックグラスから香る香りは、軽く芋の香りがする感じで、どちらかというとアルコールの香りの方が気になりました。
口に含むと口当たりはよく、さわやかといえばいいのかややフルーティーといえばいいのか(適切な表現が何とも難しい)、これまでに飲んだことがないような風味がしますが、芋焼酎らしい甘味、旨みといったものがあまり感じられませんでした。
喉を通る時に、少しピリッとしたアルコール感がありますね。
飲み込んだあと余韻はほとんど感じられず、すこし苦味が残るような感じでした。
平成13年度鹿児島県本格焼酎鑑評会総裁賞を受賞した焼酎で、ネット上でも概ね評判がいいようですが、ちょっと夢酎には向かない焼酎でした。
濱田酒造さんの焼酎では、芋のすっきりとした甘味が感じられる「薩摩富士」の方が夢酎の好みにあっています。

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鷲尾原酒 

鷲尾原酒


[蔵元] 田村合名
[蔵元住所] 鹿児島県揖宿市山川町
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 黄麹 (白麹をベースとして黄麹を混ぜている)
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 37度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 3,710円
[詰口年月日] 記載無し
[香り] ★★ セメダインのようなアルコール系の香り
[口当たり] ★★★ ややアルコールの刺激があるがやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★ スッキリした甘味が広がる
[後味] ★★★ 余韻はほとんど感じられない
[総合評価] ★★★☆
[飲み方] 5:5くらいの水割り(開詮してからしばらく置いておいたもので作るといい)

田村合名さんが紹介されるときには、決まり文句のように言われることがあります。それは、田村合名さんでは、一次仕込がすべて甕仕込でありながら、二次仕込みがタンクの場合には甕仕込といわず、一次も二次も甕で仕込んだものだけが「かめ仕込み」とされていることです。田村合名さんのこだわりが表れていますね。
夢酎はそんな田村合名さんの焼酎がどれも好きなのですが、特に「鷲尾」は夢酎の好きな焼酎のうちの1本です。

昨年の夏ごろに鷲尾に原酒があることを知り、今年は入手して飲んでみたいなと思っていたところ、運良く入手ができました。年1回の出荷ですので、タイミングを逃すと入手することができません。

開詮して瓶の口に鼻を近づけると、香りはあまりせず、セメダインとまでもいきませんが、アルコール系の香りがほんのりとします。

ストレートで口に含むとピリピリとした刺激はありませんが、アルコールの風味がやや強く感じられます。度数が37度ですからこのあたりはしょうがないのかなぁ...
このアルコールの風味に慣れてくると、鷲尾本来のやや香ばしい風味と甘味が感じられます。

グラスに氷を入れてロックにすると、ストレートで飲んだときのアルコールっぽさが消えて飲みやすくなりました。甘味と香ばしさがストレートに感じられます。度数が高くなると風味も濃くなるように思うのですが、鷲尾原酒の場合、レギュラーの25度「鷲尾」と比べると、ちょっと辛口な風味が増したような感じがします。
ロックにすると飲みやすくはなりますが、わずかに辛口な感じがちょっと気になりますね。
開詮したての頃はこんなような感じで、レギュラーの25度「鷲尾」よりも甘味や風味が少し薄く感じられました。
これが、開封してから時間が経過すると、空気に触れて変化が生じたのか、まろやかさが出てきて、そのままロックで飲んでも鷲尾のスッキリとした甘さと香ばしさが感じられるようになりました。

25度くらいになるように前割りを作って、ロックで飲んでみたところかなり飲みやすくなりました。でも、レギュラーの25度の鷲尾よりも風味的に薄い感じがしました。

さらに、焼酎と水を5:5くらいの割合にして水割りで飲んでみると、開詮したての頃の水割りに比べ、とてもまろやかで、スッキリとした甘さとほんのりとした香ばしさが感じられて、飲みやすく美味しいです。
水割りにすることで鷲尾本来の甘味と香ばしさが感じられるように思います。

全般的には、レギュラーの方が入手もしやすいし、飲みやすくて夢酎の好みにあっているように感じました。原酒にこだわることはないかなというのが、正直な感想です。

評価は、開詮まもなくからしばらくするまでの間でのものです。
最後のほうでの評価は★★★★です。「鷲尾原酒」は、開詮してから放置しておくと美味しくなるように思います。

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角玉 

角玉



[蔵元] 佐多宗二商店
[蔵元住所] 鹿児島県南九州市頴娃町別府
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・いも麹
[麹] 黒麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 25度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 2,050円
[詰口年月日] 不明
[香り] ★★★ ほんのりとした甘い芋の香り
[口当たり] ★★★ やさしいまろやかな口当たり
[味の広がり] ★★★ スッキリした甘味が広がる
[後味] ★★★ キレがよく後に残らない感じ
[総合評価] ★★★
[飲み方] ロック

佐多宗二商店さんの「角玉」は、買った焼酎ではなく、飲み仲間がよく行くうどん屋で飲みました。
夢酎は、「角玉」というと「角玉梅酒」を思い浮かべます。そんな方は多いと思います。甘さ控えめのどちらかというとドライな感じの佐多宗二商店さんの「角玉梅酒」は、人気がありますよね。
「角玉梅酒」は、米焼酎で造られていますが、もともと佐多宗二商店さんには「角玉」という銘柄の焼酎があったそうで、地元の人たちに愛飲されていたそうです。その「角玉」も時代の流れの中で造られなくなり、姿を消したそうです。そして佐多宗二商店さんの主力銘柄は、「晴耕雨読」となったようですね。以前の「角玉」は、「晴耕雨読」と同じく芋焼酎に米焼酎がブレンドされていたそうです。
その姿を消した「角玉」が平成17年に黒麹仕込みのピュアな芋焼酎として復活しました。

ネットで佐多宗二商店さんの焼酎造りの様子を見ることができますが、「芋のシッポ切り」といわれる光景が見られます。綺麗に洗われた朝採りした新鮮な黄金千貫を女性が芋の両端の部分を切り落としています。傷んだ部分もあわせて切り落としているのでしょう。雑実のないきれいな焼酎を生み出すひとつの行程なんでしょうね。

香りのそれほど強くなく、ほんのりと甘い香りがします。
ストレートで飲むと最初はアルコールの刺激もなくまろやかですが、しばらくすると刺激が顔を出します。
ロックで飲みましたが、口当たりも程よくやわらかく、甘い風味が感じられました。でも、どちらかというとスッキリ系の焼酎で、飲んでいて麦焼酎の「いいちこ」を思い出しました。
「いいちこ」の芋バージョンというような印象を持ちました。
お湯割りにしても、芋焼酎特有の香りが強いわけでもなく、まろやかな口当たりです。飲み込むときに少し芋の風味が余韻として残ります。

どの飲み方でも、どちらかというとそれほど風味が濃いほうではなく(薄いと書くとイメージが違います。)、すっきりとした風味なので、薄味の料理でも邪魔をしない焼酎です。
夢酎の好みとはちょっと違う焼酎というのが正直な感想です。

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いも麹芋三年貯蔵 

いも麹芋三年貯蔵


[蔵元] 国分酒造
[蔵元住所] 鹿児島県国分市宮原
[焼酎の種類] 芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・いも麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
[アルコール度数] 33度
[容量] 1,800ml
[購入価格] 3,600円
[詰口年月日] 2007年9月17日
[香り] ★★★★ スッキリとした甘い芋の香り
[口当たり] ★★★★ ややアルコールの刺激があるがやさしい口当たり
[味の広がり] ★★★★ 華やかな香りとともにスッキリした甘味が広がる
[後味] ★★★★ 鼻を抜けていくアルコールの爽快感が感じられる
[総合評価] ★★★★
[飲み方] ロック

「いも麹芋三年貯蔵」は年に一度、9月頃に出荷される限定焼酎です。
2007年9月に入手したこの「いも麹芋三年貯蔵」は、2004年に仕込まれた「いも麹 芋」をホーロータンクで熟成させて、一切加水せずに原酒のままで出荷されたものです。
度数33度というのは、同じいも麹の原酒である西酒造さんの「芋麹全量」が28度なので、いも麹の和水しない度数としては限界に近い度数なのかもしれませんね。
2004年のさつま芋を原料に仕込まれた「ピュア」な芋焼酎が3年の月日の経過により、熟成された焼酎です。

ストレートで飲むと、ウィスキーやブランデーで感じるのと同じようなアルコールの風味が感じられました。
二口目からは、華やかな薫りとスッキリとした甘味が感じられ、飲み込んだあと、鼻に抜けるアルコール感がなんとも言えず、爽快な感じがします。

ロックにして口に含むと、33度という度数の高さは気にならず、アルコールの刺激もなく、まろやかな口当たりとなります。アルコールの風味が気にならないため、芋の風味がよく感じられます。
飲み込んで息を吐き出すとストレートで飲んだときと同様、鼻をアルコールのスーッとした感じが通り抜けて行き、やっぱり33度なんだという思いをさせてくれます。
いつもと同じ量を飲んでも、度数が高い分だけ酔いがまわります。当然ですね。

焼酎に限らず、風味については、「コクがある」という表現が,よく使われます。この「いも麹芋三年貯蔵」については、「コクがある」という表現は、当てはまらないように思います。スッキリとした爽快感がこの焼酎の特徴であろうと思います。芋焼酎において「コク」は、おそらく米麹によってもたらされているのではないかと、この焼酎を飲んでいて思いました。

お湯割りにして飲んでみると、甘味がよく感じられ、芋の風味もよく感じられます。

25度の「いも麹芋」と比べると、甘味や風味がより強くなっているように感じますが、年1回の限定なので、チャンスを逃すと入手ができないことを考えると、入手がしやすく気軽に飲める25度のほうがいいかなぁ...

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